世界最高峰の講演、TEDを使った英語学習方法の紹介

2012年08月03日 News Articles, TED.

※2012年6月9日に記事の内容を大幅に書き換えました。

ラングリッチではTEDを教材として採用しています。TEDとは世界の知識・英知が集まる極上の映像集です。TEDにてビジネス・学術・エンターテイメント・デザインの著名人が素晴らしい講演を行なっています。

この記事ではそんなTEDを有効に活用するための予習・復習方法についてまとめました。予習・復習は各個人によってやり方は異なると思いますので、ここで書いたやり方をそれぞれに自分の好みに応じて変えてください。

 

【TEDの学習方法】目次
(1)100回以上繰り返し聞ける動画を探しましょう
(2)英文原稿を読み込む(精読する)。日本語に翻訳された原稿がある場合は先にそちらの原稿を読み込む。
(3)TEDの音声ファイルを聴きこみ、そして音読しましょう。
(4)移動時間中にTEDの音声ファイルを聴きこみましょう。目標として100回以上の聴きこみを目指しましょう。
(5)マンツーマン授業のオンライン英会話で自分の理解度を確認してもらう。※オフラインの英会話学校でも可です。

 

【TEDの学習方法】 (1)100回以上繰り返し聞ける動画を探しましょう

教材として選んだTED動画のスピーチは暗記するまで聴きこみ、読み込みます。そのため話されている内容や話し手が本当に好きな動画を選びましょう。以下に製作した教材について紹介した記事がありますので参考にして下さい

 

【TEDの学習方法】 (2)英文原稿を読み込む(精読する)。日本語に翻訳された原稿がある場合は先にそちらの原稿を読み込む。

TEDの英文原稿は普通の日本人には分かりにくい箇所が多々あるので、まずは無理せずに日本語訳を読みましょう。日本語訳を読み込んだ上で英語原文を読むと、随分と簡単に理解することが出来ます。 ※上記で紹介しているTED教材には全て日本語訳が有ります。

また、教科書と違って詳細な文法・用語解説はないので、英文原稿でとりあえず分からない箇所があっても良いです。分からない箇所は飛ばしてしまいましょう。後になって理解できる場合もあるので原稿の7~8割を理解出来たら良しとしましょう。完璧主義は捨てましょう。

英文原稿の読み込み(精読)は最低2~3回は行いましょう。文章を頭から読んでいって(この場合は黙読です)、最後まで引っかかることなくそのまま理解できる段階まで精読しましょう。英文読解の力が不足している人の場合には5回以上の精読が必要になるかもしれません。

 

【TEDの学習方法】 (3)TEDの音声ファイルを聴きこみ、そして音読しましょう。

精読が終わったならば、その後に音声ファイルを聴きながら英文原稿の内容を確認しましょう。おそらく聴きとりが難しい箇所があるので、その箇所には印をつけます。後の音読やさらなる聴きこみを行う際に重点的にその箇所を復習します。

私自身はリスニング1回⇒音読1回⇒リスニング1回⇒音読1回…と繰り返し学ぶ方法が好きです。そしてこれをこのリスニング+音読の合計回数が最低10回を超えるまで学習を続けています。

私は10回で止めていますが、初中級者の方の場合にはリスニングと音読の合計が最低20回を超えるまで行うことを推奨しています。また、音読をする際の速さはNative English Speakerのように速く滑らかに読むよりは、自分自身が意味を把握しながら読めるくらいにゆっくりはっきりと音読をするのが良いです。

リスニングだけ熱心に繰り返していても自分で発音できるようにはなりません。ですので音読は必ず行なって下さい。リスニングで100%理解できる英文でも、音読がちゃんと出来ないという事態はよくあります。

また、この英文音読はあまりに長いと大変であるため、5分くらいの長さの英文で読み込みを行うと良いです。リスニング用の音声ファイルもそれに合わせて短く分割してしまいましょう。

私はこの音声ファイルの分割・編集にはmp3DirectCutというソフトウェアを使用しています。mp3DirectCutに関しては下記の解説記事を参考にして下さい。

ラングリッチでまとめている”TED教材一覧“で紹介している教材ではだいたい5分くらいの長さで、しかも調度良い意味の切れ目で文章を区切っています。参考にしてください。

 

【TEDの学習方法】 (4)移動時間中にTEDの音声ファイルを聴きこみましょう。目標として100回以上の聴きこみを目指しましょう。

TED教材一覧“で紹介している動画は全てmp3ファイルがダウンロードできるものです。通勤時間、家事をしている時間、部屋にいる時間、これらの時間において徹底的に聴きこんで下さい。100回以上聴きこむのが理想です。

耳からの学習を行えば、駅まで歩いている道のり、両手がふさがっている満員電車の中、車を運転しながら、週末にたまった部屋の掃除やその他の家事をしながらでも学習が出来ます。これまで無駄だと思っていた時間をすべて勉強時間にすることが出来ます。

ものすごく単純化して言うと、1日あたり3時間は学習する時間を増やすことができます。すなわち1年あたりにすると、3時間×365日≒「1000時間」もの学習時間を増やすことができることになります。

そして5分間のファイルを100回聞くには500分≒約8時間が必要です。1日当たり3時間のリスニング時間を取れば、これは3日で終わる分量です。

リスニングは出来れば英文原稿を見ながら、もしくはリスニングそれだけに意識を集中している方が学習効果は高いです。でも、何もやらないよりはやった方が良いので、家事の時間や通勤時間のリスニング学習は是非行なってください。

私はiPod nanoを使って日々のリスニングを行なっています。nanoは軽くて、しかもクリップで何処にでも付ける事が出来るので本当に良いです。今なら1万円切っていますのでお勧め。

iPod nano 8GB ブルー

TED向けにいくつかのアプリが有り、それを使用する方法もあります。また下記写真にあるようにiPhone/iPod Touchの歌詞機能を使用して、リスニングをしながら本文を確認する方法が気に入っています。初心者には原稿が一覧しやすいこちらの方法をお薦めします。

なお、リスニングで聴きとりにくい箇所、理解が追いつかない箇所がある場合には再度その箇所を集中的に読み込んで下さい。

また、音声ファイルは繰り返し学習に向いています。同じ本を3回以上繰り返して読む人は稀でしょうが、TEDなどの音声ファイルではそれは当たり前です。

私の経験から言うと、100回以上聞いた音声ファイルの場合は内容を完全に理解できます。また、その内容が自分の身体に染みこむように理解されるため、自分の行動になんらかの変化をもたらすことになることでしょう。

 

【TEDの学習方法】 (5)マンツーマン授業のオンライン英会話で自分の理解度を確認してもらう。※オフラインの英会話学校でも可です。

これまでに読み込み、聴きこんだ英文がちゃんと理解できたのかどうか、他の人に確認してもらいましょう。この確認作業にはマンツーマン授業のオンライン英会話やマンツーマン授業の英会話学校がお勧めです。

まずはレッスン中にTEDの英文を英語講師に向かって朗読しましょう。この朗読の際には英文原稿を講師に見せません。つまり、自分が朗読した英文で講師に内容を理解してもらうのです。あなたの発音が悪い場合には講師は英文の内容を理解できません。この学習過程を通じてあなたの発音の改善点を見つけましょう。

オフラインの授業でTED動画を使って学習をした方のノート、改善の余地のある発音がオレンジのマーカーで塗られています。

 

朗読をする際には事前学習で意味が良く分からなかった箇所について質問しましょう。英語教師に不明点を確認して、英文への理解をさらに深めましょう。

事前の読み込みが不十分で単語の意味が分からなかった場合には、その単語の意味も講師に尋ねましょう。人から直接単語の意味を教わる方が、1人で辞書で調べた場合よりもより深く記憶に残りますし、講師が最適な意味を教えてくれるので分かりやすいです。

英文の朗読は一度に1~3段落くらいの割合で行います。朗読が終わった後にそれら段落についての内容を自分自身の言葉で要約しましょう。この要約作業は予習段階で行い、事前に英作文を製作して講師に添削してもらうのが理想的です。ただ、そこまでの時間がない場合にはレッスン中にその場で要約を行い、講師にあなたの要約が適切に出来ているかどうかを確認してもらいましょう。

この要約作業が最も英会話能力を高めることに繋がります。ですので出来うる限りたくさんの要約文を作って、添削されることを強く推奨しています。

この朗読⇒要約⇒朗読⇒要約の作業を繰り返して最終段落まで行いましょう。この作業が終わった後には講師とその英文についての意見を交わし合い、フリートークを行いましょう。

この最後のフリートークをどうやって行なって良いのか分からないという意見を何度か聞いたので”TED教材一覧 “にあるTED動画には” Viewpoints or discussions”という議論が円滑に進むための質問を加えました。この” Viewpoints or discussions”を使用して、講師とTED動画についての議論を進めて下さい。

特にオンライン英会話サービスの場合には異なる教師を簡単に選ぶことが出来ます。そのため同じ記事を使って異なる講師とレッスンを行うと面白いです。講師の数だけ新しい発見をすることが出来ますし、復習にもなるのでお勧めです。

※補足

15~20分の長さに及ぶTED教材については、馴染みの講師、TED教材を使って話す甲斐のある講師を見つけてから行うのが良いです。毎回異なる講師で行う場合よりもその方が教材を楽しんで学習することが出来ます。また、出来るならばこのように長い教材で学習を行うのであれば、フィリピン留学を行なうのをお薦めしたいです。フィリピン留学では講師を固定して、長時間レッスンを行うことが出来ます。ですので、長い動画のTED教材に関しては正直な話、オンラインの授業よりもオフラインの授業の方が効果的に、かつ楽しく行うことが出来ます。

 

TEDを使った英語学習方法の紹介は以上になります。最後に「そうは言ってもTEDってやっぱり難しいんでしょ…」と思っている方のために最も初心者に向いているであろう動画を紹介致します。

【最も初心者向けのTED】ジェイ・ウォーカーが語る世界の英語熱

英語学習という極めて馴染みの深いTED動画です。しかも話し手が分かりやすくゆっくりと話してくれるのでお勧めです。

この動画をきっかけにTEDを使った英語学習を始めてみませんか。

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