仕事・職場をワクワクとさせる8つの刺激的なTED動画
2012年08月03日 未分類.この記事ではラングリッチで教材として採用しているお勧めのTED動画、『仕事・職場をワクワクとさせる8つの刺激的なTED動画』の紹介をしていきます。
ここで紹介している動画は英語学習という範疇に収まるものではなくそれ以上の動画ばかりです。良かったら英語を学習していない人達にも勧めて下さい。
ここで紹介している動画が全てそのまま英語学習の教材として使えるようにまとめられています。具体的には「TEDの本文」「本文の日本語訳」「単語帳」「mp3のダウンロード先」、また理解を深めるための「記事に関する質問・議論の要点」がまとまっています。これら情報を使えばそのまま英語学習に使えます。
世界最高峰の講演、TEDを使った英語学習方法の紹介の記事でTED動画を使った学習方法をまとめておりますので、この記事と合わせて確認して英語学習に活用下さい。
以下で順番に”仕事・職場をワクワクとさせる8つの刺激的なTED動画”を紹介していきます。
(1)リチャード・セント・ジョン「成功者だけが知る、8つの秘密!」
「成功した人達は一体どうして成功できたのだろうか?」この疑問に3分間で応える動画です。
「2時間のプレゼンを3分間にまとめた」と、わずか3分間のスピーチの中で流れるように8つの成功の秘訣を紹介してくれます。たったの3分間でやる気を高めてくれて、おまけに笑いまで提供してくれるお勧めの動画です。
(2)アリアナ・ハフィントン「成功の鍵とは? もっと睡眠をとりましょう」
「俺さー、昨日3時間しか寝ていないんだよ」というような”睡眠不足を男らしさの象徴”と勘違いしている人たちに捧げる動画です。
睡眠不足によって思考力が限られているから私たちは大きな失敗を犯してしまう。睡眠をしっかりと取って、生産性と幸福を増加させ、広い視野を持って大きな問題が起きる前に重要な意思決定をしましょう。そう推奨するのがこの動画です。
日本人の間、特に男性に蔓延している「寝てない自慢」「不健康自慢」はもう心底からうんざり!この悪しき風潮を断つためにこの動画はお勧めです。
マシュマロとパスタを使った集団競技、マシュマロチャレンジ。この競技で一番高い塔を建てられるのは誰でしょう?驚くべき結果に思わず笑ってしまう動画です。
新製品・新サービスを作る際に重要なヒントとなる「試作品」製作に関する事が述べられています。失敗をすることを極端に恐れる日本人には是非この動画を見てほしいと思い、教材に採用しました。
失敗を早期にたくさんすることの大切さを学べる動画です。そして、何も知らない日本人がこのマシュマロチャレンジに挑戦した場合には、おそらくいつも最低の結果を出す”あのグループ”と同じようなことをするのではないかなと私は推測しています。
研究によると、スケッチや落書きは私たちの理解力や独創的な思考力を高めることが示されています。ではなぜ私たちは未だに会議中に落書きしているのを見られると恥ずかしく思うのでしょうか?
私達の職場や学校ではなぜ落書きが軽視されて、文字情報ばかりが偏重されているのでしょうか。落書きは個人の独創性を高めるだけでなく、文字情報よりもずっと情報量が多く、またたくさんの情報を処理するのに最適な手法です。
「だからみんなもっと職場で落書きしようよ!職場で落書きすることで仕事の独創性や生産性を高めようよ!」と推奨するのがこの動画です。
図で考える人は仕事ができる やザ・マインドマップで紹介されている内容とこの動画の内容は共通点が多いな思いました。この2冊は図解の大切さを説いている有名な書籍なのでお勧めです。
私達はなぜ職場で仕事をするよりもカフェやその他の場所で仕事をしたがるのでしょうか。現在のオフィスは仕事をするのにどうして向いていないのかが分かる動画です。
話し手は37シグナルズの共同創業者。37シグナルズは、小さなチーム、大きな仕事 という短いけれど多くの示唆を与える書籍を日本でも販売しているので、ご存知の方もおられるのではないでしょうか。
仕事に必要な全てが揃った職場の方が外のカフェよりも仕事がしやすいはず。なのにどうして私たちは外で仕事をしたがるのか。それは上司や会議、またその他にも継続的に仕事を妨害する何かが職場にあるからです。
動画の中では職場の生産性を劇的に高めるための3つの提言がされています。その時間帯は誰とも口をきいてはいけない「沈黙の木曜日」が私は気に入っています。職場で上司・同僚が誰も話しかけない、また電話はアシスタントが保留にしてくれるとなれば仕事が劇的に捗るはずです。
「沈黙の木曜日」は実は日本でも「がんばるタイム」という名称で導入している企業あります。がんばるタイムの詳細については次の書籍、デッドライン仕事術で確認ください。
(6)サイモン シネック「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」
圧倒的に成功している企業、歴史に名前を残した偉人は他の人達と何が異なるのかが分かる、500万回以上も見られた人気の動画です。
人々はなぜアップルに熱狂するのか。反面、なぜ日本の製造業が作り出す製品は魅力なく感じられるのか。また、マーチン・ルーサー・キングはソーシャルメディアもインターネットもない50年前にどうやって25万人の人々を集めることに成功したのか。
学歴なし、人脈なし、お金なしのライト兄弟が飛行機による有人動力飛行にどうして成功できたのか。そしてライト兄弟のライバルはなぜ学歴・人脈・資金が全て揃っていたにも関わらずになぜ成功できなかったのか。
小手先の改善や目先の問題をやり過ごすだけでは何も変わらない。本当にやるべきことは何かを考えさせる。そして今の日本にこそ必要だと思われるのがこのサイモン・シネックの動画です。
サイモン・シネックの動画内容についてさらに詳しい事を知りたい人は引き続き著書を読まれることをお勧めします。
私達がこれまで効果があると思っていた伝統的な報酬(金銭やその他の報酬)は実はほとんど効果がないどころか、時には有害でさえあるという主張をする非常に刺激的な動画。
ダニエル・ピンクは日本でも著書を出版しているので名前を聞いたことがある人も多いことでしょう。この動画は特に”ハイ・コンセプト “と”モチベーション3.0“の要点を紹介している動画です。
「現在の仕事の多くにおいて、金銭的な報酬を与えれば与えるほど、社員の創造性は失われる」という私達の”常識”に反する”事実”が動画の中で立証されます。日本人の多くはこの動画の内容を全く受け入れられないのではないかと思うほどに刺激的なスピーチです。
ダニエル・ピンクは米国のゴア元副大統領(「ブッシュ前大統領との選挙報道」や映画「不都合な真実」で日本では有名になりました)の主席スピーチライターを務めたこともあるので、彼のスピーチはもう目茶苦茶面白いです。簡単な話題でないにも関わらずにこの動画は300万回以上再生されています。
余談ですが、自分が読んだことがのある著書のプレゼンを無料で見ることが出来るなんて今は本当に良い時代だなとダニエル・ピンクの動画を見て思いました。そしてこの動画は本当に面白いので英語学習に興味がない人にも是非勧めて下さい。
もし世界中のゲーマーがその能力を余すことなく発揮をしたら世界を救えます!
私にとってはこの動画が全てのTED動画の中で最も衝撃的な動画でした。まさかゲームの世界から従来のビジネス界のマネジメント手法を上回る洗練された手法が出てくるなんて全く予想していませんでした。
ゲームという現実世界よりも時間の流れが圧倒的に速く、そして現実世界よりもたくさんの経験を積むことが出来る世界で経験を積み、何らかの能力を身に付けたゲーマー達。一度でも徹底的に何かのゲームをやり込んだことがある人はこの事について納得できますよね?
私自身もゲームで身につけた「戦略的に物事を考える能力」を仕事で活かしています。また身近なところでは集団オンラインゲームのチームリーダーをやっていた経験を活かして経営者になった人もいます。日本で最も有名なブロガーの1人であるちきりんさんもシムシティにたくさんの時間を使って何かを学ばれたようです
「世界にはたくさんの解決できないくらいの大量の問題があるのだから、この優秀なゲーマーという人的資源を活かして、ゲームの世界だけでなく、ゲーマーに現実世界をも救ってもらいましょう!」というのがジェーン・マゴニガルの主張。もう色々とぶっ飛び過ぎていて大好き。
ジェイン・マクゴニガルの著書、幸せな未来は「ゲーム」が創る はこの動画内容をさらに掘り下げます。正直に言って、ここ数年読んだビジネス書の中で最も面白かったですし、10年後にまた読み返したいくらいの傑作です。
時間の流れが圧倒的に速い仮想世界で学習したゲーマー達、彼らが問題だらけのこの「壊れた現実」を次々と修復・復興させていくことを私は心底から期待しています。
以上で”仕事・職場をワクワクとさせる8つの刺激的なTED動画”の紹介を終わります。今夜紹介した動画は全て次のリンク先にまとまっているので確認ください。
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